10/31 sun
ゆっくり起きる。銀次郎は最近、明け方まで布団の中に入ってこない。入ってきてもじーっとしているだけで、時々寝返りを打つと大きな黒目と視線がぶつかる。
起き出して、生パスタにキャベツとトマトとインゲンとハムを入れたら焼きうどんのようになってしまった(涙)味も焼うどんみたい。。。
キウイとバナナとヨーグルトを食べたら、少しは気が治まったけれど、ちょっと失敗だった。ハムを入れたのと生パスタの感触がいけなかった。
アッサムティーを入れて、ほっとしつつ、残っていたシュークリームも半分食べた。のんびりしていても、いろいろな事が頭から離れなくてやっぱり落ち着かない。
夕方、ちょっと離れたスーパーとかカタネベーカリーなど。帰宅して夕飯の仕度。
レンコンのきんぴら、鶏の手羽元をグリルしてゆずごしょうで食べるの、福岡式焼き鳥をまねて酢しょう油をかけたキャベツ、大根とにんじんと玉ねぎとじゃがいもの味噌汁、ご飯。
ほっとするご飯だった。西原村のゆずごしょうも手羽元も相変わらずおいしい。緑茶を入れて、邦画はほとんど観ないのに、珍しく「半落ち」をビデオで観る。
でも正直、身内に特にいないこともあり、アルツハイマー病と直接関わったことがないので、気持ちがわからなかった。
自分だったら、殺すだろうか。。。アルツハイマーだと自覚があって、壊れる前に殺してほしいと思うだろうか。。。想像が全く、つかない。
今の私としては、吉岡秀隆の演じる裁判官の境遇の方が興味があったし、気持ちも解る。
体験していない事は共感しにくい。その事は事実だから、せめて自分が感じられる事に関しては適当に流したりしないでいようと思った。
今日で10月も終わり。旅行に行っていたこともあるけれど、あっという間だった。11月はちょっと忙しそうだから、計画的に進めないと。
10/30 sat
朝から雨。昨日夜更かししたから、どうも起きれない。ぼーっとしながライブレッドをフライパンでトーストして、ハムとチーズのとマスカルポーネとジャムで食べる。
あとはキウイとバナナとヨーグルト、コーンスープ、アッサムティー。
よしもとばなな氏の日記を読んだり、銀次郎とくっついてごろごろしたり。仕事のいろいろな事が頭をかすめて、落ち着かない。
夕飯の事を考えだしたら、自分の作ったものは今日はもう食べたくない感じだったので、この雨の中、自由が丘の「鳥ぎん」にわざわざ行く事にする。
ここの「鳥ぎん」はそこだけ時が止まったような、異様な空気だ。ともみは一度、お母さんと入ってどうも馴染めなかったらしく、もう2度と行きたくないと行っていたけど、
うちは電車にのってわざわざ行く。他の店鋪より家庭的な味で、おいしいから。
外食は外食の味だから、外食したいときはいいけれど、そうではないが自分以外の味じゃないものを食べたい時、ここはすごく頼りになる。
本当は誰かに、おいしい心のこもった手料理を作ってもらって食べたいのだけれど。。。
釜飯が炊きあがるのを待っている間、ねぎまとかつくねとか手作りのぬか漬けとかを食べる。いつもの感じ。
ここの客は、いつ来ても馴染み客ばかりで、しかもちょっと変わった感じの人が多い。
私は「鳥ぎん」暦は短いからわからないけれど、おばちゃん達も相当、昔から同じ顔らしい。。。
あの、変わった馴染み客とおばちゃん達のやり取り、自由が丘とは思えない座敷きと少しのテーブルで成り立っている店内の暗い感じ。
あそこには時の流れを無視した、昭和っぽい何とも言えない空気があって、決して心温まる接客でもないし、客も店も全くあか抜けていないけれど、どうしてかほっとする。
釜飯はいつも通りおいしかった。カニのと竹の子のと赤だしも頼んだ。本当に素朴でおいしくて、きっとどこに住んでもここには一生来るだろうなぁという気がした。
店を出たら、まだ雨は降っていた。時の止まった場所に居たのと暖房が暑かったせいで、頭はぼーっとし、自由が丘が知らない夜の街に映った。
特にすることもないので、そのまま電車にのって、帰宅。りんごのシャーベットを食べた。少しいろいろな話しをして、「チューボーですよ」を見る。
広東麺だった。見ていたらお腹が空いてしまったけれど、我慢。それにしても家であれを作るのは、結構大変そうだった。だってひとりでは作れないのだから。
ちょっと前だったら強引にひとりでも作っていただろうと思うけれど、最近は何となく無理をしていろいろチャレンジしようとするテンションを保つのが嫌になってしまった。
(すでに老化?)でも、結局、何でも手作りの方がおいしいという結論に達し、どこかで食べた味をあっさりに改良してしばらくすると作っている自分がいるのだけれど。。。
よしもとばななさんの日記に今日も興味深い事が書いてあった。
「気」について書いてある本について。最近の日本家屋は床下がないから「気」が抜ける道がなく、窓から入って来た外の「気」を直接受けてしまうらしい。
床でしかも窓近くに寝ていると、それをもろに受けてしまって、「気」を消耗してしまうのだとか。だからせめてベッドで寝た方がいいそうだ。それに西日もいけないらしい。
西日ばかりがすごく入ってくる部屋に住んでいたよしもとさんの友だちはノイローゼになってしまったそうだ。
そこで、はっとした。以前、住んでいたマンションが西日ががんがん入ってくるしかも狭い所だったので、西向きの窓に隣接して寝ていた。
本当にそこに住んでいる時は、私は情緒不安定で、自律神経失調に悩み、夜はベッドに入ると気が狂いそうで不眠となりほとんどノイローゼに近かった。
隣人が変人だったとか、目の前の公園が夜、うるさいとか、ゴミをいろんな人がいいかげんに捨てるからゴキブリがいっぱいいたとかいろいろ問題はあったけれど、
あんなに人生で辛かった事はあまり記憶に、ない。理由が少しわかってちょっとほっとした。
そして逃げるように今の家に来てからは、私の情緒も安定し、お陰さまで楽しく、清清しい気持ちで暮らせている。
住む所ってすごく大事かも。家だけでなく、土地とかいろいろ肌に合わないところってあるはずだ。物件探しでインスピレーションを大切にするのはあながち間違ってないと思う。
10/29 fri
今日も冷え込んだ朝。お隣の外壁の塗り替えが始まり、何やら騒がしい。
うちとは塀ひとつで隣あっているから、足場を組んだり、ネットをかけたりする時、覗かれているんじゃないかと何となく落ち着かない。
チクテのべーグルをフライパンで焼いて、ハムとチェダーチーズのとフェルベールさんのジャムとマスカルポーネのを半分こ。
それとキウイとバナナとヨーグルト、アッサムティー。おいしかった。昨日、寝る時お腹がすいていたからぺろりと平らげた。
昨日、新しいサイトのページをアップして、夜中も結構遅くまでMacに向かっていたらすごく疲れてしまったようで、あまり力がわかない。
今日もMacの前はきついな、と思っていたら実家の母から、今日は時間があると電話があったのでうちにお茶に誘った。
スーパーやパン屋などで買い物を済ませ、部屋を片付けたり。母とケーキを食べたり、コロッケパンを食べたりした。紅茶も飲んだ。楽しいひととき。
おじいちゃんは最近、あまり元気がないようで心配だ。来週末、顔を出せそうだったら寄ってみようかな。随分会っていない気がする。
夕方前、母は帰って行った。これから東京国際フォーラムでの音楽コンサートに行くらしい。相変わらず多忙だ。
メールを返したり、届いた荷物を確認したり。シマシマさんからこないだ頼んだ、トップスが届いて嬉しい!着てみたら想像よりずうっとかわいかった。
これからの時期、活躍してくれそうだ。あとは今度参加する、展示用のフレーム。イメージがぐぐっと涌いてきたけれど、もう少し練ってみようと思う。
たくさんメールを返したら、目が疲れて、本当にしんどかったので少し銀次郎と眠った。眠りが深かった。やっぱり疲れていたようだ。
起きて、夕飯の仕度。エビグラタンとロメインレタス、チコリ、パルミジャーノのサラダ。全部おいしくできた。
最近、野菜が高くってスーパーに行っても、野菜売り場で真剣に目をこらして金額とにらめっこする機会が多い。渋谷のフードショウなんてものすごい高かった。
輸入の野菜は、同じ価格で出ているので他のものとくらべると妙に、安く感じてしまうほど。
食後、アッサムティーとシュークリームを食べながら「幸せになるためのイタリア語講座」をDVDで観る。
ドイツ映画だと思っていたら、デンマークだった。内容はとても素晴らしく、爽やかな感動があった。
前半は人の孤独を描いていて引き付けられた。とても淡々としているのにしみじみとそしてじんわりと暖かい視点でほっとする。
そして人は誰でも人を必要としているというテーマも嫌みなく、自然なタッチで描かれているので安心して観ることができた。
決して、明るさ全開!の映画ではないのだけれど。
それと、もしも私に両親の葬式の席で生き別れた女姉妹がいたことがわかったら、すごく嬉しいと思うだろうとも思った。
あとは失敗ばかりのなりたて牧師役をやっていた役者が特に素晴らしく、設定にとてもよく合っていた。
牧師というと厳しい表情、物事を悟っていますといわんばかりの、学校の先生みたいに偉ぶっている設定を時々見かけるけれど
今回の牧師は、存在自体が人を救っているような暖かい眼をしている役者で、大地とか空気みたいに包み込むような存在感で好感が持てた。
ヨーロッパの映画は気合いを入れて観ないといけないから、なかなかこちらも気持ちの準備がいる。
すごいものに出会ってしまうと感動を通り越してパワーを吸い取られてしまうし、配給会社のPRに踊らされてしまったイメージと雰囲気だけの時は恐ろしく長く感じてしまうから
体調やタイミングをよく見計らわないと観ることができない。この映画は静かな世界に触れたいけれど、きちんと気持ちにも喝をいれて欲しいとき、おすすめだ。
久しぶりにこういうタッチの映画を観たけれど。やっぱり好きだ。淡々としていて、落ち着く。
ハリウッドのものも決して悪くないのだけれど、最近、派手で目まぐるしい展開に少々疲れてきているので、ナイスなセレクトだったと思う。
意外だったのは、監督が女性だったこと。観ていてそうは思わなかった。
コペンハーゲンの小さな町という設定も、冬に一歩づつ近付いている秋の夜長に、お茶をふーふーいわせて毛布に包まって観るのにぴったり。おすすめの1本だ。
週末は天気は下り坂らしい。特に予定がないから、展示や企画のプランを考えながらのんびりしよう。
10/28 thu
今日もひんやりした朝。でも清清しい。シェ・リュイで買ったレーズンが入ってスライスアーモンドののったあみパン、りんごのカスタードとコンポートが丸ごと入ったのを少し。
このりんごのパンは大失敗!それぞれがバラバラになり、しかもパン生地が少ないから、ただりんごのコンポートを食べてるみたい。
食べにくいからフォークとナイフで食べた。変なの。。。あとはキウイとバナナとヨーグルト、アッサムティー。
寒くてなかなか洗濯物を干す感じにならなかったけれど、外に出たら思いのほか暖かかった。気持ちがいい。
写真を撮ったりサイトのこと。DPEに出して待っている間、チクテでランチすることにした。外は暖かかったからサラダ目当てで行ったのに、なんとサラダはお休み!
きっと野菜が高いからじゃないかな?と心配した。いつも買っているスーパーよりナチュラルハウスの方が安いくらいだから。
仕方なく、スープとマフィンでなく単品でスコーン、紅茶。スープはずうっと前に食べたきりで久しぶりだった。野菜の火の通り加減がいい感じ。
家にたくさん野菜があるから、週末、うちもクリームスープにしようかな。。。チクテでべーグル買って、写真を受け取って本屋に寄る。
よしもとばななさんの日記の続きがあった!即、購入。うふふ。。。その後、いつも覗く雑貨屋で履きやすそうな、ムートン風スリッパを買う。1500円也。
私しか選ばないような、薄いピンクというか褪せた曖昧な色のスエードが表地の先まで塞がっているルームシューズ。
いつも使い捨てるから安くて、でも見た目も良くて、実用性のあるものを探すと結構ないものだ。夏から使っているい草のでは寒くて仕方なかったけれど、手ごろなのがなくて。
作るしかないか、と思っていたら今年はいい感じのが見つかってよかった、よかった。。。
帰宅してずっとMacの前。「mg★luck」のページをアップした。ふ〜。夕飯の仕度を先に済ませて、またMac。今日はなかなかはかどった。
きゃべつときゅうりとシソとごまの塩揉み、かますの干物、鶏ひき肉のお団子とニラのスープ、ごはん。かます、おいしい。
緑茶を飲みながらぼんやり。。。「黒皮の手帳」を見た。小林稔治と室井滋のコントみたいな不思議なふたり芝居が今日は少なくて残念。。。
お風呂にゆっくり入って、よしもと氏の日記を読む。
10/27 wed
目を覚ました時点ですごく寒いことがわかった。昨日、雨も降ったせいか空気が済んでいるのも感じられた。寒いけれど、清清しい朝。
全粒粉のトーストとジャム、キウイとバナナとヨーグルト、アッサムティー。
昨日から全粒粉のトーストだけれど、その前のドンクのパン・ド・ミよりこっちの方がフェルベールさんのジャムの味がしっかり感じられる。
多分、香料など一切入っていないナチュラルハウスのだからだと思う。力強いけれど、でも繊細な味なんだ。このジャムは。今朝はすごくおいしく感じた。
洗濯ができるまでよしもとばななさんの日記をパラパラ。今日もいい事が書いてあった。
ばななさんは以前は虚弱でなかなか思うように事が進まなかったそうだ。
でも気力で何でもクリアできるはずだ、頑張れないのは自分の精神力のせいなのだとできない自分を恥じてきたと。
でも人間、体力には限界というか人それぞれ個人差があって、できないものはできない、それを諦めるというのではなくて、自分と向き合うというのだと気付いたそうだ。
そしてもしも、自分が男だったらこういう人間になっていただろうと思える男友だちにここ最近で知り合ったそうで、その人が自分にできない事をやってくれているから
それでいいと思えたらしい。そうしたら、急に自分の人生を自分なりに歩けるようになった、だから子供も授かったのだという。自分はこれからだも書いてあった。
共感した。私は自分が男だったら、という人に出会ったわけではないが、ここ1〜2年、そういう事ばかり考えて暮らしていた。
体力に自信がなく、実際大病こそしたことはないものの、この歳でも40度以上の熱を年に1回は出す。無理をすると必ず、その後は使い物にならなくなり、体を壊す。
でも周りには徹夜で作業して朝、運転をして現場に向かうような人もいたりする。体力がないと仕事もまともにできないことに悩んだ。
最終的には悩んでも、その体力の差はいくら私がこれから鍛えても追い付かないもので、ならば私の体力で幸せに生きていけるやり方を探すしかないという考えに至った。
それからは、ばななさんじゃないけれど、私の人生は急に色付いて、すごく前向きに自分を受けれることができたし、何のために創っているのかということもわかってきた。
そして「病は気から」ではなく、「健康な精神は健康な体に宿る」のだとしみじみ実感した。そのためには、無理をできるだけしない。
もう少し頑張ればいいものができる、常にそういう呪いみたいなものに縛られていたけれど、そうではなくて、ここまでしか自分にはできないということを知るというのは
諦めでも何でもなく、自分の人生を受け入れていくことなのだ。さらに人は人として産まれた以上、全員に幸せになろうとする権利がある。
だから、周りになんと言われようとも、「自分の幸せ」を探していいのだ。仕事の分量も割く時間もすべて、自分の中にしか答えがないのだ。
そう気付いてから本当に楽になった。。。もちろん、ものを創る上での苦労はそれなにあり続けるけれど、それとこれとは違う次元の話し。
朝からとても前向きになって気持ちよかった。
そしてそのあと、知人に薦められた病院について調べていたら、ネット上で医院長のある病気を軸に素晴らしい意見が公開されていて、号泣するほどの感動に包まれた。
ああ、こんなお医者さんがいる世の中で良かった、と心から思った。まだまだ私は良くなれる。
深い感動のあとサイトの新しいページ作り。お昼にハムとチーズのホットサンド、バナナとピーナッツバターのサンドと2種類作った。
時々摘みながら。。。なんて思っていたら、あまりにもおいしくて一気に全部食べてしまった。食べ過ぎ!午後はずっとマックの前。
レイアウトがなかなか決まらず、足も冷えきったので足湯をしながら、岡尾美代子さんの「Room Talk」をパラパラ。
すっかり癒され今回はシンプルなレイアウトにしようとふんぎりをつける。
テクニックがないのだから、無理して変わったことをしなくてもいいだろう。足湯は最高に気持ちよかった。
スーパーに行きがてら、たまりにたまった雑用を一気に済ませた。我ながら、ルートを良く考え効率よくこなしたもんだ。
帰宅してまた、マック。途中、本田さんという方から電話が入る。新しい企画に声をかけていただいた!嬉しい!またちょっと忙しくなるけれど、わくわくした。
寒いのでキムチ鍋を食べて、バナナとヨーグルトとアイスクリームのデザートとコーン茶。
食べながら、自然の中を走り抜けるランドローバーが観たくて「グッドナイト・ムーン」を観る。何回目だろう。。。この映画、本当によくできている。今回も爽やかな感動。
ストーリーはもちろん、キャストが素晴らしい。子役を含め5人のひとりでも抜けてはいけないバランス。
相変わらず、ジュリア・ロバーツはかわいいし。 今日はいろいろ、心に留まることのあった1日だった。
サイトの制作もぼちぼち進んでいるし、新しい展示も決まったし、いい事ばかりだ。
10/26
tue
雨降り。全粒粉のトーストにジャム、キウイとバナナとヨーグルト、アッサムティー。
「東京の空のした オムレツのにおいは流れる」を読み終えた。もっと読んでいたかった。。。あと書きも素晴らしく名残惜しい。
メールを返したり細かいことをして、昨日のハンバーグの小さいのをトーストに挟んであとはコーンスープ、りんご。仕度して代官山へ出かける。
今日と明日、シマシマさんの展示会なのだ。会場でういと落ち合う。シマシマさんは元気だけれど、顔はお疲れの様子。
もうすっかり春もので今回もとてもかわいらしい服がいっぱい。いつもよりガーリーな感じがまたよかった。でも今日は訳あってお買い上げはなし。残念。。。
しばらく会場でおしゃべりして、ういと前から行ってみたかったカフェでお茶。ともみのお友達がお菓子教室に通っている先生のお店だそう。
なぜか「松の助」という名前だった。先生は男性なのか?
クランベリーのパウンドケーキとクランブルアップルパイを半ぶんこ。紅茶を頼んだら、アールグレイだった。久しぶりのアールグレイ。おいしい。
ケーキはニューヨーク風だけれど、それほどしつこくなくて素朴な感じ。おいしく食べた。
店内は割と冷たい雰囲気で、旧山手に面してガラス張りになっているから男性でも入ってこれそうな店だ。だから「松の助」なんて男性的な名前なのかな?
おしゃべりに夢中になり、しかもういの最近出版した「いろいろ月記」をいただいた。ありがとう!
渋谷で別れてFoodShowで買い物をして帰宅。急いで夕飯の仕度。
買ってきたシーフードのゼリー寄せとショルダーハムをマスタードグリーンのレタスのサラダに添えて前菜風にしたみた。なかなかたのしいひと皿だった。
あとは無性に食べたくなったので塩味のボンゴレを作った。ボンゴレ、初めて作ったけれど、とってもおいしくできて満足。
食後にアッサムティーを入れて、最後のアップルパイひとかけら。さっきケーキを食べたばかりなのに。。。と思いつつ、平井さんの甘酸っぱい紅玉がおいしくてぺろりと平らげた。
今日もお腹いっぱい。久しぶりに、同世代の子たちとおしゃべりできてすごく楽しかった。やっぱり人には積極的に会わないと!
10/25 mon
気持ちのいい天気。トーストに粒マスタードとハムとチェダーチーズをのせたの、ジャムをぬったの半ぶんこ、バナナとシナモンとヨーグルト、アッサムティー。
なかなか気温が上がらず、午前中は読書をしながらぐずぐずしてしまう。
今、石井好子さんの言わずと知れた名著「東京の空のした オムレツのにおいは流れる」を読み返している。
シャンソン歌手の著者がパリに渡り、歌手として自活するようになり、そこで出会った味を軸にいろいろな外国で実際に食べたり見た料理のことを
読みやすい文章で綴っているエッセイだ。全編、食べ物の事!頭が下がる。読みながら、玉子ペーストとハムを挟んだホットサンドとアッサムティー。
以前読んだ時は途中までだったので、新たに触れている部分に差しかっていた。今、読むとこれが現代にも語り継がれる本となっているのがよくわかる。
最初に読んだときは、著者がそれはそれは熱っぽく語る、外国の料理の素晴らしさはまだわからなかったけれど、今ならその思いを想像することができた。
その時はまだ家を出てそれほどたっていない時で、実家でも料理は大好きでよくやっていたけれど、今のように毎日の事となり自分のスタイルができているとはまだ言えなかった。
今だって自分のスタイルが完成されているわけではないけれど、食べる事、料理する上であの時よりこれだけは譲れないという信念は持てている。
それにパリにも10年くらい前にともみとイギリス旅行の際、2泊3日で寄っただけで、おまけに未成年だったため、カフェでフォアグラのテリーヌと赤ワインなんてことも
した事がなかったし、プリフィックスの店だって行った事がなかった。
お金のない旅行だったから、夜はそれなりに食べたけれど、それでもパリを存分に味わったといえるわけではなかったから実感があまり涌かなかったというのが正直なところ。。。
今はあの頃よりは、多少旅の経験も増え、異国のおかしな食文化や自分では到底思い付くことのできない、独特の素材使いなどを少しは体験してきているので
真新しい料理を目の前にした時の困惑、食べたらおいしかった意外性なども、うんうんと思わずうなずいてしまう。
もちろん外国の料理についてのエピソードも楽しめるのだけれど、何よりその外国で知った味を日本に帰っていろいろご自分の味にしようとアレンジするところがまた、共感できる。
変わった食材で手に入らないという理由だけでなく、日本の土地でおいしく感じられる様工夫している様は
年老いたご両親や病弱だったというご主人の体への配慮もあるのではないかと思った。
私もそうやって旅で知った組み合わせを自宅で挑戦することはよくやっている。旅をしながら、これ、まねできるな、と思いながら食べることもしばしば。
でも日本で作ってみても、やっぱり現地の味と相違ない、というところにはいかず、それは多分食材以外にも
水や現地の空気、食べた時の雰囲気までもが料理に影響しているからだと思う。
だから、日本で食べたらおいしいと思える私風フランスの田舎料理、とか私風フィンランドのクリームスープとかそうやって自分のものにしていくのだと思うのだ。
そこが今回読んでいて、非常にわくわくされられ、共感でき、参考になる。
軽い気持ちで人を呼んだら、思いのほか大事になってしまい、仕方なくできあいのものを利用してパーティーをするエピソードなんてとても自然で好きだ。
あまりにも面白いから、読みふけってしまった。。。おでんを平らげたので夕方、予告通りハンバーグの材料を買いにスーパーへ。
帰宅してせっせと仕度。コールスローサラダも作った。つけ合わせはにんじんのグラッセ、塩茹でしたインゲン、ベイクドポテト、あとは白いご飯。
ハンバーグの出来はとてもよかった。なんといっても肉がジューシーだったし、ソースもおいしくできた。ソースは実家の味。
こういう洋食は変わったことをせず、普通の味に仕上げるのがおいしく食べるコツだと思う。ハンバーグはシンプルにあまりこねていないタイプにしてつけ合わせもシンプルに。
ソースは手をかけなくてもできる、市販のケチャップととんかつソース、しょう油をアルコールを飛ばした赤ワインの中で煮詰める。
これに白いご飯がよく合う。お腹いっぱいだというのに、ナチュラルハウスの限定平井さんのアップルパイも食べた。小さいけれど。
パイもしっかりトースターで温めて食べるなど、手間を惜しまず準備すると家でもおいしくいろいろ楽しめて幸せだ。
あれ?気付いたら今日も食べる事ばかり。石井好子さんのエッセイの影響もあるけれど、働かなくては。。。
テレビで被災地の方の避難所暮らしが流れている。こんなたらふく食べて、眠っているだけの自分が嫌になった。
今回のは東京もかなり揺れ、恐い思いを少しはしたから平和な現状を申し訳なく思う。
私にできる事は多分、ない。それにいつ、どこで自分が路頭に迷うかはわからない。だから毎日を楽しく、精一杯過ごそうと思った。
10/24
sun
よく眠れずちょっとイライラした目覚め。買っておいたコロッケを網焼きして温めたのをトーストに挟んだコロッケパン、キウイとバナナとヨーグルト、アッサムティー。
天気はあんまり良くないし、体調も今日はわりと良いようなので、ずう〜っと気になっていた掃除をする。
あるべきものをあるべき部屋にきちんとしまったら、今度は仕事部屋が(元々だけど)ぐちゃぐちゃ。でもリビングと寝室は人の住める状態になった。ほっ。
昨日の残り物のおでん、空揚げ少し、きゅうりと胡桃味噌、鶏五目ご飯少しで早めの晩ご飯。おでんは相変わらずいい味だ。これからは圧力鍋で作ろう。。。
おでんの練りものはだんだんお腹の中で膨れてきて、気付くとすごく苦しくなっている。今日もはち切れそう。
でもさっぱりしたくてバニラアイスクリームとにヨーグルトをかけて、シナモンをふったバナナを添えたデザートを食べた。
バニラアイスクリームにヨーグルトをかけるのは堀井和子さんの本にたびたび登場するけれど、まねをしたらすっごくおいしくてそれ以来、寒くなってくるとよく食べる。
フルーツはいちごのはちみつマリネだって、キウイだってなんだっていいからとても気楽に楽しめる。
自分で作ったグローブを加えたスパイシーな香りのいちごジャムがあるときは、それに市販のスポンジも加えると立派で素敵なトライフル風デザートになって、本当においしい。
バニラアイスクリームのちょっとこってりした感じにヨーグルトのさっぱりが合わさると、ヨーグルトが生クリームの様にとろっとした感触になるのだ。食後のデザートには最高!
でもこれをおいしく食べるにはバニラアイスクリームはハーゲンダッツがいいし、ヨーグルトもプレーンのできるだけ濃厚なタイプでないとだめだ。
うちはちなみに共栄牧場の「ジャーマンヨーグルト」と決めている。これを食べながら、久しぶりにプロジェクターを出してDVD鑑賞。
私は自分でDVDは買わないので、私の趣味の映画はあんまり、ない。しいていえば、ロンドンが舞台のラブコメくらいだ。
で、今日はバル・キルマー主演の「セイント」を観た。何回か観た事があったけれど、もう一度観たら結構、よくできていて感心。
大好きなイギリスも出てくるしともみと散歩したオックスフォード大学も出てくる。ストーリーは要は、ルパンだけれど。。。
テレビをつけたら、「パニック・ルーム」がやっていた。これも観たし、ストーリーも落ちも全くどうでもよかったけれど
ジョディ・フォスターの洗練された雰囲気となんといっても、舞台になっている家のインテリアがすっごく好みなのでついまた観てしまった。
やっぱりインテリアとジョディ・フォスターの寝巻きしか興味が涌かなかったけど。
体調がいい。やりたい事がやれる感じってすっごくいい。久しぶりだ。相変わらず地震は続いている。。。これ以上、特別な非常事態にならないといいけれど。。。
10/23
sat
何も予定のない週末。時間を気にせずたっぷり寝た。そのせいか、気分は楽になった気がした。
レーズンロールパン、キウイとバナナとヨーグルト、アッサムティー。最近、すっかりフルーツ+ヨーグルトにはまっている。。。
着替えて、近所に出る。クリーニングとかナチュラルハウスとか。さらになんとモンクレーのダウンを突然、買う!
今年は訳あって軽くて暖かい上着が絶対に必要で、ずっと悩んでいたダウンの購入に踏み切るか考えていたところ、
近所の店で(毎年売っているのは知っていたけど)試着したらすごく良かったので買ってしまった。
それにしても、やっぱりモンクレーはすごかった。前にも試着したことがあったけれど、薄手だったのでそれ程感じなかったが
今日着たタイプのは体に吸い付くような感触で、しっかり厚手のダウンだけれど(本当はダウンは見た目的にあんまり好きじゃない)
それ程シルエットが野暮ったくなくこれならいいかも!と思えるものだった。
お店の人の「このサイズでこの色はこの1着だけです」という一言がさらに後押ししたのは間違い泣けれど。。。スーパーなどに寄って帰宅。
夕飯のしたく。仕度の途中で、地震あり。結構大きいくて恐かった。恐い!と思ってドキドキしながら、銀次郎を探したらソファの上でうずくまっていた。
地震の揺れで銀次郎もゆらゆらしてる。。。恐かったけれど、あまりにもまぬけなねこを見て、思わず笑ってしまった。
さて、今日はおでんなのだけれど、よしもとばななさんの日記におでんを圧力鍋で作ったら、すごい事になった(つまりおいしくできた)という記述があり
最近、使ってないなぁと思ったので、圧力鍋おでんにトライしてみた。材料を切って完成するまで、ものの30分だというのに一晩寝かせたみたいなおでんに仕上がって感動〜!
火にかけている時間はわずか10分くらいなのに。。。ちくわなんてふっくらとして、大根はしっかりダシがしみて素晴らしい出来。ぜひお試しを!
それとめかぶときゅうりの和え物と昨日解凍したのに使わなかった鶏の手羽中をリクエストに応えて空揚げに。
ポイントをためて手に入れた砂鉄でできた天ぷら鍋が昨日届いて、早速試してみたくて。こちらもカリっと香ばしく揚げられた。元々鶏肉もすっごくおいしいんだけど。。。
というわけで、私の料理の腕がいい訳ではなく、道具のパワーによってとってもおいしく豪華な夕飯となった。食べ過ぎて苦しいほど。。。
それなのに、しばらくしてアッサムティーとシュークリームを食べた。。。恐ろしい。。。でもアッサムティーとカスタードがとっても合っておいしかった。
「チューボーですよ」はハンバーグ。うーん、おでんを平らげたら作りたい。
ずっと食べたいと思っていたけれどハンバーグで一度、胃痙攣を起こし、夜中病院に駆け込んだ事があるので食べるタイミングと体調には慎重になっていたけれど
もう疲れも取れてきている感じだし、そろそろ食べても平気かな〜?とお風呂で考えた。と、どこまでも食いしん坊な私。
食べる事ばっかり。でも食べる事が私の人生の悦びなのだから、仕方ない。それにしても、食後もずっと余震が続いて恐かった。。。
10/22 fri
爽やかな朝。天然酵母のレーズンロールパン、キウイとバナナとヨーグルト、アッサムティー。
布団を干したり、新しいベッドカバーを洗ったりしていたら、目がぐるぐる!昨日の鶏の五目ご飯を温めて、梅干しを添えて食べたらおいしかった。
でも夕方に向けて、気分はどんどん悪くなる。胃をぎゅーっと掴まれたようだ。買い物に行かないと、、、と献立を考えようとすると胃液が込み上げてくる。
死ぬ程気持ちが悪く、本当に死ぬのかという錯角にさえ陥り、夕飯の買い物と仕度は今日はあきらめ、お断りのメールをたっちゃんにした。
最近、思うように体が動かなくてそんな自分が嫌だ。制作もしたいのに少し作業をすると目がぐるぐる回って、なかなか仕事にならない。
このままずっとこうだったら、、、と考えるとすごく暗い気持ちになってしまう。
気持ち悪いのと戦いながらそんな事を考えていたら、本当にどうしようもなく辛くなってしまったので、旅で読んだよしもとばなな氏の日記を読み返す。
少しづつ気分が晴れて行くのがわかった。相変わらず気分は冴えないけれど、心持ちだけは持ちなおせた。
適当に家にあるものをつまんで、ずっとソファで横になったりうとうとしたり。お風呂にきのうのカツミレの入浴剤を入れたら、この気持ち悪さの謎が解けた!
昨日のはったままのお湯と入浴剤の臭いが混ざって、ひどい臭いになっていた。もしかしたら他の人にはあんまり感じないかもしれないけれど、私はもともと臭いにすごく敏感な方。
昼間に気付いていたけどお風呂の前を何回も通っても気持ち悪くて近寄るのも嫌で栓を抜く事ができなかったから、家に充満したその臭いを嗅ぎすぎたのだと思う。
謎が解けて、少しほっとした。でもだからといって、体調が急によくなるわけではなかった。。。(涙)
体調が悪いってすごく辛いことだ。病気で何年も点滴で過ごしている人とかの事を考えると胸が痛くなる。そういう人って本当に辛いだろうな。。。
毎日、何を考えて横になっているんだろう。。。健康というのは当たり前な事だけれど、本当に幸せなことなのだとやっとこの歳になって気付いた。
これからぐぐっと寒くなるらしい。。。
10/21
thu
台風の影響で少しだけ雨が残っていた。トーストにジャム、バナナとヨーグルトとシナモン、アッサムティー。
調べものをする。インターネットって本当に、私達の暮らしを変えたと思う。。。家に居ながらにして大抵の下調べを済ます事ができるのはありがたいことだ。
明太子ピラフでお昼ご飯。 いつもの冷凍の鶏肉が届いた。夕方、スーパーに行ったら、前住んでいた町でよく遭遇したあるイラストレーターさんとここでも遭遇!
本当に良く会う。行動範囲が同じと言うか。。。地元以外でも会ってしまう。でもこちらが一方的に知っているだけで、挨拶などはしたことはもちろん、ない。
昔、地元のスポーツ用品店でバイトをしていた時、なぜかテーピングのテープをその人が買いにきた。それが初めての遭遇。
その後も図書館や週末のスーパーではたいてい、会ってしまう。多分、向こうも薄々、よく会うと気付いているはず。それくらいの頻度だ。なんか変な感じ。
帰宅して、夕飯の仕度。きゅうりともやしとわかめの和え物、厚焼き玉子、鶏五目の炊き込みご飯、豆腐の赤だし。
ご飯がおいしくできた。久しぶりに、真剣に和食を作った気がした。
和食って、見た目が地味なのに作るのが結構、大変だといつも思う。でもこれからの季節、おいしく感じるだろうからたびたび登場するんだろうな。
そば茶とバニラアイスクリームにバナナを添えたのを食べてぼんやり。
カツミレの入浴剤をいれてお風呂に入った。体がぽかぽかになったら、気分が良くなった。
10/20
wed
台風到来。トーストにフェルベールさんのジャムを塗って、バナナにヨーグルトとシナモンをかけたの、アッサムティー。
読書をしながら、ぼんやり。久しぶりにゆかちゃんから電話があっておしゃべり。
ベルリンでの結婚式はそれはそれは、素晴らしかった様で聞いているこっちも興奮した。
ドイツでは式の後、始めての共同作業ということで両側が持ち手のノコギリの両端をそれぞれ新郎と新婦でもってギーコギーコと丸太を切る、というのが習わしだという話に大爆笑。
式の後だから新郎新婦はもちろん衣装で(さらに今回の新婦は妊婦さん!)片足を丸太にのっけて本格的に切るらしい。。。
しかも切り終わるまで見届けなくてはいけないとか。何か、意味があるのか不思議に思ったら、これから「家を建てる」意気込みを表わしているらしい。。。なるほど。
披露宴も花火が10分位飛びっぱなしだったりと、そりゃぁ豪華だったようで、一度でいいからそんな結婚式に出てみたいものだと本当に思った。
ちなみに当日と前日、さらに式の翌日は新郎の自宅でバーベキューとゲストとは3日間、その結婚式がらみで時間を共にするそうだ。
そういうのも地味婚が定着している最近の日本では、あり得ない事だと思う。
本来は結婚ってそれくらい覚悟してしなくてはいけないものだろうし、それくらい結婚式を大切にしている文化はやっぱり素晴らしい。楽しいおしゃべりのひとときだった。
台風を予測して買い物も昨日、済ませたので外出はなし。きゅうりにくるみ味噌をつけたの、かまぼこ、もずくときゅうりの和え物、硬焼そばで晩ご飯。
焼そばはやっぱり、ロンドンの店の方がずうっとおいしかった。
食後にルイボスティーを入れて、小さいみかんを食べた。酸っぱくておいしいかった。テレビで「家裁の人」を見てお風呂に入ってヤクルト飲んで寝る。
10/19
tue
台風接近中。なので、朝から雨。トーストをフライパンで焼いてバターとフェルベールさんのジャムを塗って食べる。幸せ。。。
あとはキウイとバナナにヨーグルトをかけたの、アッサムティー。
銀次郎と遊んだり、メール返したり細かい事。玉子サンドで軽く胃を落ち着かせて、夕方「mg★luck」の最終日に顔を出しに新宿へ向かう。
無事に終わって何よりだった。ご来場いただいた方、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました!
前田さんと少し話して細かいものを買って帰宅。駅で買い物して家に向かうとまた茶色チームがいた。
今日はうちのドアの前まで3匹が付いてきて、今にも家に入ってきそう。ドアを開けたら、やっぱり銀次郎がお出迎えしていたのでだっこして茶色チームと対面させてみた。
銀次郎は固まって、 茶色チームはちびっこい体としっぽをぶるぶるさせて威嚇していた。どちらかというと銀次郎の負け。
残念ながら茶色チームは家には入れられないので、それで別れた。ポテトサラダ、明太子パスタで夕飯。
この2品は昔、子守のバイトをしていたときにそこのママに習ったメニューだ。子守をする位だから母子家庭で、初めて面接に行った夜、このメニューを3人で食べた。
それにクノールのコーンスープ。いかにも子供が好きそうなメニューだ。
でも忙しい中、作り置きやインスタントもあるけれど手料理を作って食べさせようという愛情をすごく感じた。
だからすごくおいしかったのを覚えている。それにそれなりに工夫がされていてフツーのポテトサラダではなかったりした。
玉ねぎとベーコンを炒めて、そのベーコンのオイルでゆでたじゃがいもを一緒に炒めて、マヨネーズで和えるからとても濃厚なのだ。
以来、私はずっとこのタイプ。明太子パスタは子供向けにその時はタラコだったけれど、最後にバターで生のタラコとパスタを和えて味付けをするというシンプルなものだった。
それが生クリームほどしつこくなくて、炒めたタイプよりは濃厚ですごくおいしい。これはママの指示のもと、よくそこの子とキッチンに立って作った思い出のメニュー。
だから何となく、タラコパスタの時はポテトサラダを一緒に食べたくなる。ちなみにこのパスタは実家のおじいちゃんにも好評。
台風の影響で明日は雨が強いみたいだ。一応、買いものは済ませてあるけれど。。。
10/18 mon
朝からこのちび町内の植木に植木屋さんが入っていて、賑やかだった。起きて、小さいロールパンにフェルベールさんのジャムをつけて食べる。
ラズベリーのマーマレード。フェルベールさんのジャムは買ってきてもお土産にしたりしていて、実は食べるのは初めて。
瓶にみっちり入っていて、日本の高原などで売っている手作りジャムより透明感は少なくて濃厚な色だ。しっかりと甘いのに、甘さよりフルーツの香の方が勝っていてとても芳醇。
おいしい。本当においしいと思った。多分、余計な事はしていないだろうと思われる素直な風味なのに、魔法をかけたみたいに他にはない味だった。すごいと思った。
世界に名を知らしめた人ってすごい。朝から感動した。それとキウイとパイナップルにヨーグルトをかけたのと、皮付きりんご、アッサムティー。
布団を干したり。今日は体調がいいので、さっそくHP用の写真を撮ったりしてして過ごす。
玉子サンド少しとあんまんをせいろで蒸かしてお昼に食べた。変なお昼ご飯。食べていたらわかちゃんから電話。少しおしゃべり。まだ腱鞘炎が治らなくて大変そう。
そうこうしていたら、ともみからもキャッチ。またまたおしゃべり。まゆちゃんの声が時々聞こえると思ったら、おんぶしてたらしい。小さい子がいると大変だ。
また細かいことをやったりいろいろ。夕方、買い物に出たら、もう三日月が出ていてすっかり、夜だった。
ひとまわりして家の近くに戻ったら、うちでは茶色チームと呼んでいるねこの家族がいた。小さいのが1匹付いてくる。ちょこちょこしていて本当にかわいい。
あんまり呑気だから捕まえて飼う事もできると思うけれど、うちにはドラ声で鳴く女王様がいるので断念。玄関のカギを開けようとドアの前に立ったらやっぱりドラ声で鳴いていた。
もやしときゅうりとわかめのサラダ、リクエストされたかまぼこ、いただいた和牛でステーキ丼。サラダがおいしいかった。
食後はぼんやりして、お風呂。最近、めっきり秋らしくなってちょっと薄ら寒いから、銀次郎は取り合いだ。これからの季節、銀次郎は妙に可愛がられる。
お天気は今日までみたい。明日からまた雨。。。
10/17 sun
今日も気持ちのいい秋晴れ。でも明け方トイレに起きてから、時差ボケのせいで全く眠れず。。。もう一度うとうとした頃には、もうお昼を回っていてとリズムが完全に乱れている。
すごく眠いけれどとりあえず起き出して、小松菜、プチトマト、しめじの入った生パスタを作った。
私は寝不足だと胃が悪くなるから、少しにしておいてあとはキウイとパイナップルにヨーグルトをかけたのとりんご皮付き。
そのあともソファでうとうとしたり、ぼーっとしたり。すっかり使い物いにならなくなっている。
買ってあったちらし寿司を蒸し器で温めて、夕飯。リゾートに住む人を特集した番組を真剣に見る。もうちょっと若い人、やってくれないかなぁ。。。
そのあと教徒の料亭「瓢亭」の番組を見たり、ずっとテレビの前でぼーっとする。今日は何にもしたくないしできなかった1日。
明日は少し暖かくなるみたいだ。
10/16 sat
ゆっくり起きる。リクエストのオムライス。キウイとパイナップルにヨーグルトをかけたのも食べた。あとはりんご。
りんごの皮には脂肪を燃焼させる効果がある物質があるらしいから、これからは皮付きで行くぞ!という声に応えるため、ただいま無農薬のりんごを食べています。
これが甘酸っぱくてすごくおいしい〜!品種は紅玉と思われるけれど、そのまま食べるのに丁度いいほんのりした酸っぱさではまってしまった。。。
うちはりんごの消費料が多いから、農家から直接送ってもらったりしようかな?と思考中。
仕度して横浜の家。第三京浜は行きも帰りもいい道だ。今日は夕暮れのピンクやパープル、オレンジの淡い感じがとてもきれいだった。
ごはんをごちそうになって帰宅。今日は気温があんまり上がらなかった。お風呂にゆっくり入って、ヤクルト飲んで寝る。
10/15 fri
気持ちのいい秋晴れ。でも私は相変わらず横になったままだ。時々起きて、玉子サンド、りんご、玄米フレークなどをつまんだり。
夕方、スーパーに行った。キンモクセイの香りがふう〜っと鼻に入ってきて、秋を実感。心地良い。
帰宅して夕飯を作る。小松菜のゴマ和え、きゅうりとわかめの酢の物、かぼちゃの煮物、焼き鳥、それに中華まん。おいしい。
大好きな中華まん。中華街や五十番の本格的なのより中村屋のあっさりとしてチープなのが大好き。
おばあちゃんが大好きで、食べるとおばあちゃんを思い出す。中村屋のあんまんの「あん」には胡桃が入っているんだよ、とよく言っていた。
家を出てからは、寒い時期に実家に行くと私が好きなのを知っているから買っておいていつも分けてくれる。
今日はスーパーで売っていたのをせいろで蒸したけれど、地元の商店街の小さなお店でガラスのケースに入った中村屋の中華まんを買うシチュエーションも落ち着く。
秋が好きなのは冬に向かってこういう出来事が増えていくから。
1年でいちばん、クリスマスよりもお正月が好きなのもそうやって、お正月に向かって準備することが多いからかもしれない。
やっぱり私たち日本人にはクリスマスを欧米ほど、心待ちにして準備する習慣はないもの。憧れるけれど、習慣ではない。
体に染み付いた習慣ってお金では換えれない財産の様に最近、思う。
10/14
thu
すっかり時差ボケ&ダウン。しばらく時間がかかりそうだ。。。
10/12
tue → 13 wed
Rainy Day
最後の朝食をとる。軽くしておいた。仕度してチェックアウトを済ませ荷物を預けて、街へ出た。
本当はスタンドでサンドウィッチなどを調達して、リージェンツ・パークでごろごろして最後の時間を過ごすつもりだったのに、雨が降っていては無理だ。
楽しみにしていたから残念でならない。都市の中の自然がロンドンの良さだけれど、雨が多いのもまたロンドン。よりによって、今日降るとは。。。
仕方がないので、大英博物館に行く。実は10年くらい前にともみと来たきりの大英博物館。
正面エントランスが昔のままで、そういえば、ここの前で写真を撮ったなぁと思い出にひたった。あの時の旅では行く先々ポラで写真を撮って日記をつけていたのだ。
途中でカフェでスコーンを食べて、休憩したりして何とか時間を潰す。
その足で再びリバティーへ入って、皮のカバーのアドレス帳を買い、最後に再びQueenswayの「Hang Kou」でおやつ的に麺を食べた。
今日はこないだの野菜麺の炒麺バージョンにしてみたら、これまた大成功!この店で今回、私は新境地を開拓したかもしれない。たっちゃんに狙われつつ完食。
完全にチャイニーズ・レストランのこの店。でも私達にとってここの味はロンドンの味だ。今回もおいしく終えられてうれしい。
雨上がりのケンジントン・パークを散歩してホテルに戻る。薄暗くて寒い。でも何となくそれがロンドンらしい。タクシーで空港へ入って、最後のおみやげを調達して無事、搭乗。
機内ではヘッドホンを一回も開けず、8時間以上ぶっ通しで爆睡。お陰でいつもより疲れは少ないみたいだ。
銀次郎を迎えに実家に寄って、ついでにご飯もごちそうになり、さらについでに送ってもらってやっと10時に我が家に帰宅。
実家にいると銀次郎はおじいちゃんが出かける時は隙だらけだと知っているから、どうしても狙われて外に出られてしまう。
一緒に寝る私は、ちょっと気持ちが悪いので、実家に預けた時は必ず洗われてしまう銀次郎。。。オ〜ウ、オ〜ウと雄叫びをあげていた。
毛もぺったんこになって小さくなってぶるぶるしていて、かわいそう。かわいそうだけど、仕方ない。
ざざざっと簡単に荷物を片した。ポット等は無事で、ダイニングテーブルにもぴったりマッチして大満足。菊茶を入れて実家でもらったシーベルのラスクを食べて一息。
旅行は楽しかった。でも家はとてもほっとする。やっぱり家はいいとさえ、思う。
そしてしばらく旅行の余韻に浸りつつ、買ってきた雑貨で毎日を楽しんだら、きっとまたどこかに行くんだろうなぁ。。。
10/11 mon
ロンドン4日目。朝食をとったときは、体調も落ち着いていてわりとさわやかだった。なので、元気を振り絞って「ヴィクトリア&アルバート」へ向かう。
いきなり電車にトラブルがあって駅でかなり待たされ、電車も揺れて疲れた。そんな感じだったので結局着いた時には、すでにぐったり。
それでもとりあえず、「BLACK BRITISH STYLE」と「Chistopher Dressesr」というプロダクトデザイナーを紹介した2つの企画展を見た。
でもやっぱり体力が追いつかず、思うように感じることができなかった。。。残念。
合間にV&A内のカフェでランチ。玉子スプレッドをバゲットに挟んでもらったのとりんごジュース。こないだより味が良くなっている気がした。
もうすっかりふらふらなのだけれど、V&Aを出て「DAVID MELLOR」へ行く。初めて訪れたキッチンウエアを扱う店だ。
とても洗練されていて、日本にはこのタイプのお店は存在しないように思う。フレンチっぽいものも北欧のものも、もちろんイギリスのものもおいてあるけれど
カントリーすぎず、かといってコンランのように気取ってもいなくすごくナチュラルなのに甘過ぎない。
マーガレット・ハウエルが紹介していたけれど、すごく納得。渋谷のハウエルのお店みたいな雰囲気だった。
そしてそんな体調だというのに白いティーポット、ピザとかの生地を切るカッター、そして素敵なバターケースを買う。
ティーポットは今まで使っていたものの注ぎ口を欠けさせてしまい、いいデザインのに出会えずごまかしていた。
ありそうでなかなか東京では見つけれれないシンプルな形に惹かれて一旦は持って帰ることを考えてあきらめたけれど、やっぱり買ってしまった。
そしてバターケースもとても素敵なデザイン。表面がマットな白い陶器でできていて、余分な飾りは一切なし。かれこれ4年くらい探していたけれど、やっと出会えた気がした。
横にステンレスのがあって、それもかっこ良かったけれど、うちのカトラリーやお皿にはちょっとシャープすぎてる気がしたので、陶器の方にした。
満足してホテルに戻る。もう本当にふらふらだ。着替えて横になりたい、そればかり考えていた。
それからずっとホテルに。ときどきりんごやショートブレッドをかじったり、ぶどうを食べたりして、夕食は取らずじまい。
パッキンを終えてお風呂に入って寝る。お風呂もすっきりしたというより、体力を消耗した感じだった。
本当に人間、体が元気でないとご飯もおいしくないし、何より楽しいことを見過ごしてしまう。
帰ってゆっくりして早く元気にならないと。。。明日、夜の便で東京に戻る。銀次郎に久々会える!楽しみ!
10/10 sun
ロンドン3日目。朝、起きたら体が石の様に重い。疲れがたまってしまったみたいだ。昨日、はしゃぎすぎた?とりあえず朝食をとり、しばらく部屋でゆっくりした。
お昼に一応、街に出た。と言っても今日は日曜日だから、店はほとんどやっていない。そういう日はたいていテート・モダンへ行く。今日も人出は多かった。
体調が悪いからか、作品を見てまわるには私には気持ちが足りない。作品のパワーの圧されてしまって、辛くて見れないのだ。アートの持っている底力みたいなものを感じた。
何回か見に来ているしあんまり無理してもと思い、テートの中のカフェでランチ。こちらも並ぶほどの混雑。
カリフラワーのスープとワイルドロケットとパルメザンチーズのサラダ、レモネードをオーダー。それなりにおいしく食べたけれど、やっぱり疲れているせいで残したし味もぼんやりしてしまう。
ひと口もらった、たっちゃんの頼んだラムバーガーもパンチが効いていてかなりヘビーなはずなのに、味をしっかり感じられない。
それでも絶対に来たら寄る、テートのミュージアムショップで本を物色。マンガやイラスト風なものが増えていて好みのジャンルはあまり見当たらなかったけれど
見るだけでリラックスでき、心地よい空気を放っているペインティング系の作家のものや写真の本など何冊か買う。
大量の本の中から自分の好きなものを探し出すのにはとてもパワーがいる。すっかり体力を吸い取られてしまったので、早々にホテルに向かった。
駅のMARKS&SPENCERですしロールとかりんごを買って帰る。5時半にはもうホテルでゆっくりしていた。体が少し痛む。本当に疲れてしまったみたい。
少し眠ったり、りんごを食べたりしてゆっくり過ごした。
時間がもったいないような気もするけれど、ホテルでゆっくりするのもなかなか贅沢な時間の過ごし方のような気がしたし、すごくほっとした。起きて、すしロールを食べたら少し元気になった。
ゴールデンに特番でやっていた「Victoria Beckam,secret」というもの凄くくだらない番組を見た。ビクトリアはマイケル・ジャクソンだ!という驚愕の落ち。
のんびりできたから、少し体力復活。お風呂に入って寝れば明日は元気になっているかな?明日はロンドンステイ最終日。
でもあんまり無理しないようにしないと。。。最近、銀次郎の事をすごく思い出す。あのふかふかの毛の中に顔を埋めて昼寝したいなぁ。。。
10/9 sat
ロンドン2日目。楽しみにしてたここのホテルの朝食は期待が膨らみすぎたのか、思っていたよりフツーだった(汗)
でも温かい紅茶がポットでサーブされて(ブリュッセルでは一度に入れた紅茶が魔法瓶に入っていて、しかも熱くはなかったので)嬉しい。
薄切りのトーストを自分でポップアップのトースターでこんがり焼いて食べるのはブリュッセルの時と同じだけれど、薄切りトーストはイギリスのイメージがあるから、余計においしく感じた。
あとはカスタードとりんごのコンポートののった小さいデニッシュ、メロンやキウイ、ぶどうのフルーツサラダも食べた。何だかんだ言って、おいしくたくさん食べいた。。。
仕度してホテルの目の前のケンジントンパークを散歩しながらポートベローまで行く。部屋が暑かったから薄着で来てしまったけれど、公園は強風が激しく吹いていてぶるぶるしながら散歩した。
そんなでもやっぱり、ロンドンの公園は最高。白鳥が池のまわりで群がっていたり、芝生の上をリスがちょこちょこ飛んでいたりという光景が、こうして都会の真ん中で楽しめるのは
本当に素晴らしいことだと思う。
ちなみにリスに銀次郎にやるみたいに、チッチッチッチと舌を鳴らして気を引いたら、どんどん近づいてきて前足?両手?を胸の前に合わせて立った姿勢でこっちを見てきた。
人慣れしていて感心。リスのあんな所を目の前で見たことがないので何だか妙にかわいく見えた。
ポートベローはロンドンに来たらやっぱり1度は覗きに行ってしまうが、混雑の中で高価なアンティークを買うのってすごく勇気がいるので大抵は買いやすいピッチャーなどを記念に買って
あとは、冷かすだけ。今日は何か買おうと思うものも特に思いつかなかったから、完全に冷かしに来た。
どちらかと言うとマーケットの群れに入る前にいかにもパチもん!という感じの「BRAZIL」とかかれたジャージをたっちゃんが約 3000円で買ったり、弟たちにTシャツを買ったりして
わいわいやった事の方が楽しかった。そしてここに来た最大の目的はたっちゃんの趣味であるチキン・サンドを買い食いすること!
しっかりいつもの屋台で食べて、ポートベローを後にした。本人御満悦。
その足でニールズ・ヤードでマッサージオイルとかを買って、お気に入りの「206」というカフェでランチを取ろうと思ったら、改装されて随分洗練された本格的イタリアンカフェになっていた。
去年、異様に混んでいたから、もしかしたら儲けちゃってがんばったのかもしれない。せっかくだし、相変わらず混んでいるから期待できそうだと入ってみた。
もともとおいしい店だったけれど、味もサービスも申し分なくこれだけ繁盛しているのが納得!ちなみに海外では絶対にパスタを頼まない私がペンネをオーダー。
東京でもなかなか食べることができないと思うくらいのパーフェクトな1品だった。近くに行ったらぜひ!westbourne groveのアニエスの前にあります。
そのまま歩いて以前泊まったwestbourne hotelの前を通過。いろいろ経営が変わったらしく、驚くほどダサイ雰囲気へ変わっていた。
もっといいホテルに出会って良かった、もうここには泊まることはあるまいと思いつつリバプールストリートで大好きなstory→LABOUR AND
WAITとまわる。
特にLABOUR AND WAITは店の雰囲気、お店の女の子などすべてから温かい雰囲気が溢れていて、この店にいれる事に幸せを感じた。こういう店が存在する事自体が奇跡だと感動。
ここで柄が木でできているチリとり、栓抜き、卓上チリとりとほうき、ソルト&ペッパーミル、ポーチドエッグを作れる容器と大量に購入。
文字にすると普通だけれど、どれもこれもデザインが素晴らしい!特にミルと卓上ほうきはなかなか見つからないタイプだ。大満足!
チューブで移動してLIBATY→JHON SMEDLY。お互い今着ているセーターのタグを裏返して自分のサイズを確認し合い、JHON SMEDLYでセーターを2枚買う。
すっかり夜になり、パブで休憩してこれまたいつも必ず行く、Queenswayの「Hang Kou」で夕飯。パブの空気にすっかり酔って気持ち悪くなっていたので、軽めにと思い
初めて野菜の湯麺を頼んでみた。これが大当たり!少しだけあんかけになっているスープに卵麺と野菜の炒めたのがのっているだけのシンプルな麺だったけれど、疲れた胃にとてもいい感じ。
肉も入っていないからあっさりとしていておいしく平らげた。ちなみにたっちゃんは毎度同じの焼鴨飯。こちらも変わらずおいしい。
ホテルに戻り、イギリス版「ER」風なドラマを見ながら、りんごとぶどうをデザートにしてくつろいだ。
今日は買い物しまくり!な1日。ロンドンは買い物もできて自然とも触れ合え、おまけに中華やインド料理といった私たち日本人に馴染みやすい店が多いからとっても過ごしやすい。
ロンドンの建物も大〜好きなので、やっぱり窓枠は白かな?とか門は黒の鉄で作りたいとか言って歩いているだけで幸せだ。LOVEロンドン!
10/8 fri
ブリュッセルを12:58に出るユーロスターでロンドンに入った。
大好きなロンドン。ホテルまでとっても順調。今回も去年泊まったケンジントンのこじんまりしたホテルにした。ここはインテリアもシンプルで朝食がとってもおいしい。
去年、サービスもよく気に入ったので今回も迷わず予約した。静かで広めの部屋をリクエストしてたお陰で居心地も最高。部屋から紅葉した木も見える。
移動で疲れてしまったので、夕食までのんびりして、7時頃、歩いてQueenswayまで行く。
金曜だからかすごく活気があって、こんなにここって人がいるところだっけ?という感じだった。
ロンドンに来たら必ず1回は来る「Khan's」でインドカレーを食べる。海老のカレーとマンゴーとバナナのジュースをオーダー。おいしいく食べた。
食後にスパイスティーを飲んで胃を落ち着かせホテルまで戻る。どこもかしこもすごい人で賑わっていて、ロンドンが今バブルというのが、あながちウソでないと思った。
帰宅して、さっきMarke&Spencerで買ったりんごをカレーを食べた後だというのに食べた。生のフレッシュなものがすごく食べたくて、1つぺろりと食べきった。おいしかった。
お風呂に入って洗濯して寝る。やっぱりロンドンはほっとする。LOVEロンドン!
10/7 thu
ブリュッセル7日目。今日でブリュッセルで過ごせるのは最後だというのに、わざわざ片道3時間かけてルクセンブルグへ行ってみることにした。
遠いので最後まで行くかどうするか迷っていたのだ。朝食も手早く済ませ、電車に乗り込む。
実はブリュッセルに来て、なんて汚い街だと思っていた私。東京みたいに適当にバカバカ新しいものに建て替えていくから、きちんとした都市計画がされていない感じがしてとても残念に思ったのだ。
アントワープに行ったときも、ブリュージュの観光スポットはさすがにそれはないにしても、電車で辿りつくまではとても汚い。それがすごく悲しかった。
でもルクセンブルグに行く途中はとても素敵な田園風景で、こういう景色がベルギーにもあって良かったと本当に思った。だからすごく幸せな気持ちで長い電車の旅を楽しむことができた。
そして辿り着いたルクセンブルグは金融都市として栄えているだけあり、ブリュッセルよりお金がありそうな所だった。
車も突然高級になり、道も比べものにならないくらいきれいに舗装されていて。
とりあえずアドルフ橋を渡り、それが見渡せる高台に行ってみた。とても素晴らしい景色。
でも帰りも3時間かかるのであんまりゆっくりはしていられない。「color's」というおしゃれなカフェバー風のところで突然、ランチにがっつりステーキを食べた。
こんな洒落た店はブリュッセルではお目にかかれない。絶対に。
ステーキをぺろりと平らげ、「ポックの砲台」と名付けられた砲台の後を目指す。ここからの眺め、本当にすごい。
すごいとしか言えないけれど、城壁で取り囲まれたこの国は坂が多く、断がい絶壁と川とが国の中央にあってそれを見下ろす事ができる。
規模やおもむきは比べものにならないけれど、東武ワールドスクエアみたいに崖と小道と建物と庭がミニチュアみたいに眼下に広がっているというと想像できるかな?
そこから急いで駅にもどってまたまた3時間かけてブリュッセルへ。正味2時間半の滞在。往復6時間もかけたのに。。。 そしてブリュッセルに近づくと風景はやっぱり汚くなっていく(涙)
一旦、ホテルに戻る途中、「THE LINEN HOUES」でリネンをチェック。いい感じのフラックスの布があって欲しかったけれど、これを大量に買って仕事に使うには高価すぎるので諦めた。
このメーカーの布は日本でも少しは割高にはなるが買えるし。
着替えて、「AUX ARMS DE BRUXELLES」でディナー。実は今日は私の誕生日なのだ。クレソンのスープと今日、2度目の肉。ラムをオーダー。味はまずまずだった。
お腹いっぱいで最後にグラン・プラスを通ってホテルへ。パッキンも割とすんなり終わってほっとしてお風呂。
気付いたらほとんど、ブリュッセルにいなかったかもしれない。そんなベルギー滞在で今日が一番良かった。
ルクセンブルグは文化遺産と今の暮らしが上手に共存していて素晴らしいところだったし、田園風景も素晴らしかった。
と、たっちゃんに言ったらルクセンブルグはベルギーじゃない、と言われたが。
フィンランドの時にも感じだけれど、小さな国でもきちんとカラーがあってちゃんとしている所はどんなにハイテクが進んだり、国がお金持ちになっても自分達は変わらずいれるのだ
という見本のような気がした。それは観光地だけに言えることでなくて、人、ひとりひとりも変わらず自分らしくいれるヒントかもしれない。
それもブリュッセル滞在があって最後にルクセンブルグに行ったからそう感じられたのだと思う。最後に自分なりの感想をもってブリュッセルの旅を終えられてよかった。
10/6 wed
ブリュッセル6日目。ブリュッセルではやりたい事がもう思いつかないので、日帰りでパリ行き買い物ツアーを強行。
タリスで約1時間半くらいであっという間に着いてしまった。パリはブリュッセルより暑くて何だかムードが出ない。やっぱり秋のヨーロッパは寒々しくないと。
それでも張り切って、「Repet レペット」で靴を買い、大好きな「FROLA フローラ」でランチ。
本当はオムレツでもと思ったけれどあんまり暑いのでニース風サラダをとレモネードをオーダー。これがとても美味しくて大正解だった。
もっとフランス語がわかればいろいろ注文できて楽しいだろうなと思う。隣のおじさん二人は昼間っからドンペリを開けていた。それとチキンのローストがとても美味しそう。
フローラを出て薬局でCAUDALIEをたくさんとボン・マルシェで細かいものを買い小さな公園で休憩。
やっぱりパリはどこをとっても絵になって素敵だ。子供たちが目の前でたくさんいて遊んでいる。そういう日常もどうしてかブリュッセルではお目にかかることがなかった。
続いて「BONTON ボントン」へ。ここはボンポワンのセカンドライン的な店で基本は子供服の店だけれど、ちょっとジャンクな小物や雑貨も置いていて、小さなギャラリーもあったりする。
ディスプレーも陳列しているだけでなくお店のものを上手に使って実際の部屋のようにしていて、仰々しくなくて楽しい。かわいいものがいっぱいで目移りしてしまう。
こういう店があるということ自体がヨーロッパは素晴らしいと思う。本当に。服だってパステルのピンクやブルー、黄色といったありふれた色の子供服ではなくて
くすんだグレーとかカーキとかヒューシャピンクとかで日本ではあんまりお目にかかれない色だ。
しばらく店の雰囲気を堪能してポンピドゥーセンターへ移動。途中、メトロに乗っていたらすごい位置にピアスをしているパンク少年に遭遇。
パリではあんまり見ないタイプだなぁとピアスを凝視していたら、彼の首元に何か動くものが。。。よーくみると何と、パーカーのフードの中でねずみを飼っている!!!!
ハムスターよりも随分大きい、本当にねずみというしかない代物。彼のフードの中で楽しそうに暮らして(?)いた。こういう奇人変人が居てもパリなら妙に納得。
ポンピドゥーのカフェで少し休憩して「ファクターセレスト Le Facter Celeste」を覗く。ずっとパリに来る度に寄ろう寄ろうと思っていた店だけれど、やっと来ることができた。
商品もディスプレーもパリのおしゃれな人好みな感じのオリエンタルな店。
素敵なものもいっぱいあるけれど、私の中にはオリエンタル風なカラーがないのでパリの空気の中での思いつきだと自分に言い聞かせて何も買わずに店を出る。
実際、やっぱりヨーロッパテイストな空気との組み合わせがこういうオリエンタルなものを洗練されたものに見せてくれるのだと思う。
これがもし日本だったら、すごく土っぽく見えてしまってここまでの大人っぽさはなかなか出せないだろう。
その足で夕飯をとりに移動。パリらしいものを、とクスクスと迷った末、「PHO14」でフォーを食べることにした。
ここは前回来たときは雑な感じがどうも好きになれなかったけれど、今日は何だか楽しめた。たぶん、パリよりずっとブリュッセルの方が適当度が高いからだと思う。
それにこないだは牛肉の生と、火が通っているのとボールとたくさ具の入っているものを食べたら、何だか欲張りな味で馴染めなかったけれど
今日オーダーした鶏肉のフォーはシンプルでとてもいい味だった。あとは他に揚げ春巻きを頼んだ。こちらも美味。
急いで北駅に戻ってブリュッセルへ戻る。すごい勢いでパリを駆け抜けた1日。疲れたけれど、楽しかった!
同じフランス語で建物の感じもわりと近いのに、やっぱり観光地として1流とそうでない所の差を感じてしまった。パリはやっぱり楽しいところ!
さっき買ったCAUDALIEのボディーローションを塗って、白ぶどうに香りに包まれて寝る。いい気分。
10/5 tue
ブリュッセル5日目。いつもより早く朝食をとりに朝食室へ行くと、なんとほぼ満席の混雑ぶり。
このホテル、人の気配がなくて人気ないなぁと思っていたらどうやら、皆さんビジネスでブリュッセルに来ていて、始動が早く会うことがないだけであったという事が判明した。
ブリュッセルは週末より平日の方が宿泊料金も高かったことに妙に納得。
毎日食べている、パン・オ・ショコラを食べようかな〜とバスケットの見たら、残りあと1つだったので、スーツのおじさんを押し退けすごい勢いで飛びついてしまった。
でも朝食は大事。たっちゃんは実は私が手にいれそびれるのではないかと、心配していたらしい。そんな心配をよそにしっかり胃に納めた。
仕度して今日はアントワープへ。あんまり細かい地図がないので、行きたいお店も住所を抑えただけでノーチェック。
とりあえず、現代美術館を覗いて、ランチを取るところを探すが予想が適中しどこに何があるのかさっぱりわからない。
雨は振ってくるしで、結局すごく歩いて王立アカデミーの近くのカフェに入る。ここアントワープはオランダ語圏なので、メニューが全く理解できない。
英語はもちろん、フランス語すら書いてないのだから。仕方なく、理解できたクロックムッシュとサラダを食べた。でも生野菜、久しぶりでおいしかった!そしてここはパンがとってもおいしい!
こういうのは東京では絶対食べれないと思う。苦労の末、適当に入った店だったけれど大正解。
店を出て、少しぶらついてここまで来しと「STEPHAN SHUNEIDER」へ。お店の人がとても感じいい。たっちゃんが試着している間、ずっと愛想良く英語で話し掛けてくる。
「かわいい」の意味を知りたがるので「cuteだ」と教えて上げた。妙に納得いていた。「日本から来たのか?表参道に行ったことがある」とも言っていた。
ただ、申し訳ないのだけれど、もともと語学に自信があるわけではない私。おまけにこないだ、耳を悪くしてから、より聞こえずらくなってしまって
彼のペラペラと話す流暢な英語がきちんと聞き取れない。以前は細部まで完全でないにしても、だいたい把握できたのに。。。だからあまり会話は弾まなかった。
ここで驚愕の事実。そのお店の人、デザイナー本人だったかもしれない!雑誌で見た印象よりヘアスタイルも代えていてかわいい感じになっていたので、一瞬そうかな?とも思ったけれど
あまりにも気さくだったので、ただのスタッフかと思ってしまった。「表参道に行ったことがある」、そりゃそうだろう!だって自分の店があるんだから!
本当に、あんまり相手にしなくて申し訳なった。。。
店を出て、少し散策して「DEL DAY」でお茶。突然、たくさんの金持ちタイプのお客に囲まれた。こんな感じの人たち、ベルギーにいるんだと妙に感心。
隣のショップでおみやげや自分用にチョコレートを買いまくる。アントワープとは「手を投げた」という意味らしい。だから、いろんな所に手の形をしたお菓子が売っているそうだ。
ここでも手の形をしたチョコレートがあった。店の自慢のプラネリの他にそれも少し買ってみた。電車に乗って夕方には帰宅。
アントワープは思っていたより、ディープというか、1日の日帰りでは本当のよさを知ることができない街だと思った。ブルージュなんかよりずっと広いし。
そして相変わらずここにも自転車の地元っ子を見かけた。ただ、ブリュージュとはトラムが走っているのにもっと街が広いから学生さんなんかは自転車を利用しているような感じで
あちらの町の中に交通手段が入り込んでいないからという理由での利用とは違う。個人的にはブリュージュのあの何となく野暮ったい、町と自転車の関係が好きだ。
アントワープはそれより洗練されていた。
一旦、ホテルに戻って、もう一度、ムール貝が食べたいというリクエストに答えて「シェ・レオン」へ。私はロブスターのグリルを食べた。
今日も石畳を歩きまくってお疲れ。お風呂に入って早く寝よう。
10/4 mon
ブリュッセル4日目。朝食は昨日と同じパンで、おいしく食べられた。どうやらこれがここの通常の朝食のようでほっとした。
今日は長距離電車にのって「水の都」ブリュージュへ。噂通り、中世の頃から時が止まったような町並みはとても素晴らしい。 湖→ベギン修道院→マルクト広場→教会いくつか。
ベギン修道院は中庭を取り囲むように小さな白いベギンの家が立ち並んでいて、例え修道院でもここなら住んでもいいと思わせる素敵な場所だった。
あとは小さなお店を物色したり散歩して過ごす。ランチはカフェでトマトのオムレツをおいしく食べた。
ここブリュージュも道は相変わらずガタガタの石畳で、歩き辛い。そこを車もたくさん通ってはいるけれど、地元の人は自転車で行き来している。
あんなにたくさん、観光地で地元の人が自転車を漕いでいる姿は始めてだ。ちなみにこの自転車は観光用もあって、時々乗っている人を見かけた。
こんな道の悪いところを行き来するのに、別にマウンテンバイクとかではなく、ごく普通の、ハンドルは昔よくあったちょっとカーブしているママチャリ風で、色も地味で野暮ったい。
荷台に郵便配達の人みたいに黒い合皮のバッグを両サイドに垂れるように掛けたりしている人もいたりして。
そんな野暮ったい自転車を結構、ちゃんとしているおじさんも、素敵なマダムも子供達も学生さんもガタガタ言わせて一生懸命漕いでいる姿が何ともかわいくて可笑しい。
運河があったり、ボビンレースの店で買い物したりも楽しかったけれど、何よりその姿とこの「死都ブリュージュ」の古い町並みがすごくマッチしていて微笑ましくいちばん印象に残っている。
ここは小さな街なので特にすることもなくなり夕方にはもうブリュッセルに戻った。少し遠回りして一旦ホテルに戻り、再び食事をとりに街へ出る。もう足がぱんぱんだ。
ベルギー料理にも飽きてしまった所だったので、ここで中休みを取ろうと大好きな中華を食べた。
何軒か廻り雰囲気を確かめて入った店は、こんなに愛想のいい中国人って世の中にいたんだ!(偏見?)というくらい皆、感じも良く、味も申し分ないいい感じの店だった。
オーダーしたのは青菜のオイスターソース、春巻き、焼き鴨、海老チャーハンといたってベーシックなものばかりだったけれど、どれも余計な事をしていない素直な味で大満足。
食べたいものを食べたい時に食べれた幸せをすごく感じた。はちきれそうなお腹と今にもつりそうな足を抱えて帰宅。
今日も良く食べ、良く歩いた。本当にベルギーは石畳が悪くて足の筋肉がおかしくなっている。帰ってまた足をおかしくしないといいけれど。。。
10/3 sun
ブリュッセル3日目。東京ですごく規則正しい生活をしているわけではないのに時差に弱い私。やっぱり明け方、目を覚ましてしまった。
ホテルの朝食のパン、昨日と違う店のものの様だった。今日のはわりとおいしく、食べ過ぎてしまう。
行こうと思っていた美術館のオープンにはまだ早いので、サンカントネール公園を通って凱旋門とEU本部を見学。
公園は整えられた感のあるところだったけれど、やっぱり緑の多くあるところは空気が澄んでいた。朝早いこともあってか、とても気持ちのいい散歩ができた。
メトロで王立美術館へ。建物は改装が入っていてなかなか素敵なところなのだけれど、やっぱりロンドンのテイトモダンやパリのポンピドゥーと比べると
規模も見せ方もレベルの差を感じてしまう。
それでも久しぶりに見たシャガールの絵に感動。最初に美大を目指し出した時、すごく影響を受けた事を思い出し、原点はここかもしれないとしばらく絵を眺めて、中のカフェでランチをとる。
旅行で美術館に行ったら積極的に館内のカフェに行くようにしている。あのセルフサービスの感じが学食みたいで大好きだから。
味はいまいちでも実際のものを見て選らぶことができるし、レストランではあり得ない組み合わせも全然ありな点や、さすが美術館と思わせる洒落たインテリアも楽しみのひとつ。
なので楽しみにしていたのに!!!どうやらお洒落に改装した新しいカフェではない方のに行ってしまったようで、食べている時にもしかして?と気付いてしまった。。。
納得がいかない私はそこでランチをとったのに、もう一つの方にわざわざお茶をしに行くという執念深さ。こちらは食事もおいしそう。。。大失敗だった(涙)
カフェを出て古典のエリアでルーベンスなど宗教画を堪能。もっと詳しい人が見たら涙ものの絵なのだろうけれど
残念ながら私にはその知識は持ち合わせていないので、ひと回りして美術館を後にする。外は朝と打って変わって暖かかった。
ぶらぶらして1829年創業の老舗のお菓子屋さん「ダントワ DANDOY」でワッフルを食べる。
私はブリュッセルワッフルに温かいチェリーのシチューとアイスクリームを添えたのをオーダー。このワッフル、今回食べたものの中で1番おししい!
1枚食べれるかなぁなんて思っていたけれどペロリと平らげた。ここは1階がお菓子とワッフルのテイクアウト、2階が喫茶になっている。
今やもう1人しかいないという「スペキュロス」という木型に生地を流し込んで焼く、スパイスの入ったビスケットを今もハンドメイドで作っているというのがこの店の売りらしい。
喫茶にも昔のその型があちこち飾られとてもかわいらしい雰囲気。昨日のみの市で売っていた木型を買えば良かったかなとちょっと思ったけれど
ここにあるものを見たらその辺の型を買うのはナンセンスに感じたので、店の雰囲気を堪能して1階でその「スペキュロス」をお土産に買った。
聖ニコラのおじさん型が一般的なのだけれど、嬉しいことにでっぷりしたねこ型を発見!でもゴトウさんにはねこよりおじさんの方をあげたいので1枚おじさんも買う。
かわいいお土産が買えた。店を出て、食べたばかりというのに「ファルスタッフ Falstaff」へ。
ここはアール・ヌーボーな内装で有名なブラッスリー。店内はとてもシックでぜひ訪れてみたいと思っていた期待を裏切らない雰囲気だった。
ゆっくり始めて、トマトとミートボールの入ったバジル風味のスープとクロケットで軽い晩ご飯。どちらも絶品だった。お腹いっぱいで帰宅。
今日は休憩にホテルに戻らなかったからとても疲れた。日曜は店も限定されてしまうから、食べてばかりで胃が疲れたし、思うように行動できずそれに翻弄されてしまったような1日だった。
胃薬を飲んで、パックして寝る。
10/2 sat
ブリュッセル2日目。ホテルの朝食は合格点にはぎりぎりといったところだった。
パンはあまりおいしくないし、温かいもの、冷たいものがそれぞれきちんとそうあるべき状態で出てこない。近くにたくさん良い感じのカフェがあるから、挑戦したい気がした。
朝ご飯を済ませ、今日は偵察をしつつ蚤の市などへ。外は思ったより冷んやりしていて、マフラーをして来なかったことを悔やんだ。
ホテル近くで開催されているアンティーク市はかなり本格的な感じだったので冷かすつもりでうろうろしていると、
ボビンレースとボタンのストールを発見!遠慮せず、思いきり良く買う。
とてもきれいな店構えに加え、黒い紙の上に置かれたレースたちがフィルムに入れられて見やすくなっていた。
レースのあしらわれた人形の服や制作に使うつもりのレースなどを買う。欲しかったものが想像通り手に入れられ大満足。
続いて歩いてがらくた市へ。こちらは明治公園のフリーマーケットより雑多な印象だった。
さっき物欲は気持ち良く解消されていたので、ここから何か見つけ出すパワーは今はないなぁなんて思っていたらまたもや目を離せないブースに出会ってしまう。
こちらも制作に使いたい素材を。かなり恐ろしい形相で品定めしていたと思う。こういう買い方、日本人ぽいな〜と思いつつそのために来たのだから仕方ないと割り切った。
ここからトラムに乗ってグラン・プラスヘ移動。ビクトル・ユーゴーに「世界一美しい広場」と言わせた観光地のメッカ、グラン・プラス。
でもここは、エンパイア・ステート・ビルよりもエッフェル塔よりもバッキンガム宮殿よりも、来ないとその素晴らしさは判らないと思った。
それ程広くない敷地に、15世紀位の建物が広場を360度パノラマ状に取り囲んでいるから写真には絶対に統べて収まらないのだ。
その荘厳さには思わず声を上げてしまった。その広場に面している「ル・ロワ・デスパーニュ」というカフェでランチ。soup of the dayと紅茶。おいしく食べた。
その後は散策。ショーウィンドウにいい感じの絵本が飾ってあった子供向けの本屋でたくさんの本を買う。
衝動的に入った店だったけれど、こういう店やモノとの出合いが嬉しい。セレクトも雰囲気も良い感じの店だった。
駅で電車の下調べ→ホテルに戻って休憩→「シェ・レオン」にてムール貝とアンディーブのグラタンでディナー→ぶらぶらという感じで戻ってきた。
ブリュッセルは石畳ががたがたで坂も多いから足腰にくるし、今日は乾燥ぎみを通り越して埃っぽいくらいだった。
ベルギーの人は全然せかせかしてなくて、古い建造物やマーケットなど観光関係もグラン・プラス周辺以外はそれほどがつがつアピールしていない。
パリやロンドンみたいに街の雰囲気も統一感がないから何だか中途半端な所かもしれない、と1日歩いてみて思った。お洒落な人やお店もそれ程ないし。
でもやっぱりヨーロッパらしい景色も所々あって、日常を離れて新しい風景や空気に出会えるのは素晴らしいことだ。
明日はどんなことに出会えるかな。。。
10/1
fri
今日から素材調達とリフレッシュを兼ねてベルギーとロンドンへ行ってきます。
ロンドン ヒースロー 経由でブリュッセルへ。ホテルに着いたらまたお知らせします!ではでは!
というわけで、無事ブリュッセルのホテルに着きました。それにしても、たかがブリュッセルに来るのに東京の家を出てから23時間くらいかけちゃって、もうへとへと。
ヒースローまではすこぶる順調だったのだけど、目と鼻の先のブリュッセルまで予約していたエアが運休になり、代わりにあてがわれたのはなんと5時間後に出る便だったので。。。
5時間もずうーっとヒースローでじっとしていた。日本ではもう夜中という時間帯だったから、まさに自分との戦い。
でもロンドンまでの空の旅は快適だった。
何より良かったのは、今回はさらっと読めるものをとずっと読もう読もうと思っていたよしもとばなんさんのサイトの日記を文庫にまとめたものを持ってきたことだ!
本当に素晴らしい!よしもとばななさんの小説も大好きだけれど、いい事がたくさん書いてあって、率直で前向きでほっとする。日記を読んでいただけで、泣けてしまった。
文才のある人は日記も素晴らしい文章で、本当に自分のつけている日記が恥ずかしくなった。まあ、比べるほど私も図々しくはなれないのだけれど。
お陰でいつも持て余してしまう数時間を清く楽しく過ごすことができた。映画はしけていながも1本だけ観た。これが恐るべき駄作で呆れてしまった。
ニコール・キッドマンだから対してストーリーも読まず安心して見始めたのだけれど、あの映画、これから公開するつもりなのだろうか。。。
せっかく今まで築いてきたキャリアが泣くよ。どうしてあんな事になってしまったんだろう。。。
ベッド・ミドラーとか配役は豪華だし、ニコール・キッドマンの美しさは際立っていたけれど。
この映画を観た空しさがいっそう、よしもとばななさんの日記を神々しいものに見せてくれたことは少しあるかもしれない。
さてやっと乗り込んだブリュッセル行きは、凄まじい目まぐるしさで5時間も待ったのにたったの40〜50分の飛行だった。
その間になんと食事が出るのだ。手元に食事があったのはわずか8分くらいの出来事であった。そのスチュワーデス達の働きぶりに殺気すら感じた。
ただでさえ、苦手な着陸なのに食べたばっかりの状態ですっかり酔ってしまい顔面蒼白。
そして大抵は着陸で酔い、ホテルまでのタクシーでも酔うのでホテルに着く頃には完全にのびてしまっている。原因はあの外国人のつけるコロンや香水とブレーキのきつさ。
毎回このダブるパンチには相当体力を消耗させられてしまう。
空港からはあまり建物に特徴もなったけれど、さずがに中心部に来たら何となく、雰囲気が出てきた。道が広く、でもこじゃれた店はそれほどなさそうで建物の感じからすると例えるなら
パリが大規模でお固い感じになった感じかな?という印象。
そんなこんなで今にも倒れそうな勢いでホテルに着いた。今回のホテルは。。。うーん。ベルギーってあんまりハイテクとか興味ないのかな?
フィンランドのホテルとは比べることが失礼にあたりそうな感じだし、それほど近代的でないいつも泊まるロンドンのホテルより何かと劣る。朝ご飯に期待してみよう。
とりあえず1日目は移動だけで終わってしまった。。。明日から私の中でベルギーという国はどんな印象に変わっていくのかとても楽しみだ。
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